復帰後初ヒットを放った北條史也
4月26日に鳴尾浜球場で行われた社会人のカナフレックスとの練習試合に、「2番・二塁」で先発出場した北條史也は、3打数1安打1四球と復帰後初ヒットを放ち、左肩手術からの順調な回復ぶりをアピールした。
初回ノーアウト1塁の場面で打席に立った北條史也は、エンドランのサインが出る中、レフト前ヒットを放ち、ノーアウト1、3塁のチャンスを作った。第2打席はライトフライ、第3打席は空振り三振、第4打席は四球を選び、試合途中でベンチに退いた。
4月23日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦で、187日ぶりの実戦復帰を果たした北條史也は、2軍で先発復帰を果たし、早速1本ヒットを放った。
北條史也は、昨年10月18日のみやざきフェニックス・リーグのDeNAベイスターズ戦の守備で、1、2塁間の打球に飛びついた際に負傷。手術を受け、今シーズンの春キャンプは2軍でリハビリ組としてスタート。
キャンプ中から4月の実戦復帰を見据え、地道に復帰へのステップを踏み、見事4月中に187日ぶりの実戦復帰を果たした。
復帰後初ヒットを放った北條史也の順調な回復ぶりに、矢野監督も大いに喜んでいるはずだ。
なぜなら、北條史也は昨シーズン試合に出れなくてもベンチから声を出し、チームの雰囲気を良い状態に保ち続けた立役者だからだ。
最速20敗を喫し、なかなか勝てない阪神タイガースの空気を一蹴し、持ち前の明るさで、勝てる雰囲気に変えてくれる北條史也を矢野監督も心待ちにしている。
無理はさせられないが、北條史也には完全復活へさらなるステップアップをしてもらい、早期1軍復帰を果たし、阪神タイガースの救世主となってもらいたい。
公開日:2022.04.27