大谷翔平級の4号ソロHR放った陽川尚将
5月1日にタマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「5番・一塁」で先発出場した陽川尚将は、2打数1安打2打点1HR1四球と、大谷翔平級の決勝点となる4号ソロホームランを放ち、1軍昇格へアピールした。
初回、1アウト満塁のチャンスの場面で、打席に立った陽川尚将は、ソフトバンクホークス先発の中道佑哉の6球目132キロのフォークをセンターへ弾き返し、先制の犠牲フライを放ち、続く板山祐太郎の2点タイムリーヒットを呼び込む。さらに8回2アウト走者なしの場面では、ソフトバンクホークス5番手・中村亮太の2球目122キロのカーブを強振すると、打球は高々と舞い上がり、レフトフェンスを越える勝ち越し4号ソロホームランとなった。
4月3日のオリックスバファローズ戦で2打席連続のホームランを放って以来、およそ1ヶ月ぶりの一発に、陽川尚将は悠々とダイアモンドを一周し、ベンチに戻るとゴリラポーズで祝福された。
陽川尚将のツーアウトからの一発に、平田監督はビッグフライと、大谷翔平がホームランを打った時の実況の言葉になぞらえ、陽川尚将の大谷翔平級の決勝4号ソロホームランを絶賛した。
ようやく投打がかみ合い始め、今シーズン初の6連勝と波に乗る阪神タイガース打線に、大谷翔平級のホームランが放てる陽川尚将が加われば、より強固な打線へと進化する。
打撃の状態も上向き始め、陽川尚将はいつ1軍に呼ばれても問題ない状態に仕上がっている。
今シーズン初の6連勝から更に連勝を重ねたい矢野監督が、陽川尚将をどのタイミングで1軍に昇格させるのか注目だ。
公開日:2022.05.02