自己最速154km出した湯浅京己
5月11日に阪神甲子園球場で行われた広島カープ戦に、阪神タイガース5番手としてマウンドに上がった湯浅京己は、1回を21球で2安打無失点と9試合連続無失点を記録し、存在感を放った。
8回、阪神タイガース4番手のアルカンタラに代わり、5番手でマウンドに上がった湯浅京己は、先頭打者の西川龍馬がセーフティバントを試みるも、3球目148キロのストレートでファーストゴロ、続くマクブルームを4球目140キロのフォークでサードゴロとわずか7球で2アウトを奪う。
だが坂倉将吾に7球目154キロのストレートをレフトへ運ばれ、続く小園海斗にも初球135キロのフォークをライトに弾き返される。2アウトながら1、3塁のピンチを背負った湯浅京己だが、末包昇大の代打で打席に立った松山隆平を6球目140キロのフォークでファーストゴロに切って取り、無失点で切り抜けた。
1点ビハインドでの登板となった湯浅京己は、流れを持ってこられるようにと思ってマウンドに上がり、見事無失点で切り抜け、阪神タイガースの反撃を待ったが、その後1点も取れず、阪神タイガースは敗戦した。
湯浅京己は、坂倉将吾に投じた7球目のストレートが154キロと計測され、自己最速を1キロ更新した。
自己最速を更新した自慢のストレートを武器に、9試合連続無失点と無失点ピッチングを続け、5月に入っても無失点の好投で、5月防御率0.00と素晴らしい結果を残し続けている湯浅京己に矢野監督は絶大な信頼をおいている。
11試合連続無失点のアルカンタラと、9試合連続無失点の湯浅京己の台頭で、守護神を務める岩崎優との勝利の方程式が完成し、リリーフの安定感は出てきた。
あとは何とかして、得点を奪い、阪神タイガースが再び連勝街道に突き進むことを期待したい。
公開日:2022.05.14