3試合連続マルチヒット記録した近本光司
5月15日に横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した近本光司は、4打数2安打2打点1四球と、3試合連続のマルチヒットを記録し、阪神タイガースの勝利に貢献した。
2回、2アウト2、3塁のチャンスの場面で打席に立った近本光司は、DeNAベイスターズ先発の東克樹の初球144キロのストレートを逆方向へ大きな当たりを打ち返し、レフトの頭上を越える2点タイムリーツーベースヒットを放ち、先制点をもぎ取る。さらに5回1アウト1、2塁のチャンスの場面では、DeNAベイスターズ3番手・砂田毅樹の2球目138キロのカットボールをセンターへ運び、3試合連続のマルチヒットを記録した。
6日の中日ドラゴンズ戦で、大野雄大に4打数無安打と封じられ、チームも延長10回2死まで完全投球を許したことで、近本光司の中で、同じアウトでも内容がある打席を増やしていかないといけないと、質を追い求め結果を気にせず打ちにいく考え方に変わり、完全に目覚め始めた。
2回に2点タイムリーヒットと攻撃のリズムを作った近本光司に対し、矢野監督も阪神タイガースの攻撃の要と評価する近本光司の打撃上向きの気配に、佐藤輝明の1試合2発のホームラン以上に、喜びの表情を見せた。
阪神タイガースの攻撃の要の近本光司と共に、佐藤輝明の状態が上がってきていることは阪神タイガース打線にとって、かなりのプラス材料だ。
近本光司がチャンスを拡大し、佐藤輝明がしっかり得点にすることがベストだが、近本光司がこの試合のように、序盤で2点を自らのバットで奪ってくれると、佐藤輝明は楽に打席に立つことができ、実際に1試合2発という最高の結果を残した。
近本光司を1番にしっかりと固定し、阪神タイガースの攻撃の要としての役割をしっかりと果たしてくれることに期待したい。
公開日:2022.05.17