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6回6奪三振で2軍防御率2.43!藤川球児のようなストレートが蘇ってきた才木浩人

6回6奪三振の好投披露した才木浩人

5月19日にナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、2020年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季2年ぶりに支配下復帰、その支配下復帰後2度目の先発に臨んだ才木浩人は、6回を107球で、5安打1失点6奪三振4四球と好投を披露。1軍昇格へアピールした。

初回は先頭打者の根尾昂を7球目147キロのストレートで空振り三振を奪い、その後ヒットと四球で2アウト1、2塁のピンチを背負うも、渡辺勝を3球目146キロのストレートで見逃し三振に仕留め、初回から3三振を奪った。

2、3回は、ヒットと四球でランナーは許すも、毎回三振を奪いピンチを退ける。3点の援護をもらった4回には、先頭打者の渡辺勝に四球を与えたが、続く堂上直倫を4球目136キロのスライダーでセカンドゴロのダブルプレーに打ち取った。

しかし、続く木下拓哉に四球を与え、三好大倫にライト前ヒットを許して、2アウト1、2塁とされると、土田龍空にライト前タイムリーヒットを浴び、1点を返された。

2点の追加点をもらった5回は郡司裕也を4球目142キロのストレートでレフトフライ、加藤翔平を4球目134キロのフォークで空振り三振、福田永将を4球目114キロのカーブでライトフライとこの試合初めての三者凡退に切って取り、6回は打者の渡辺勝にライト前ヒットを許したが、後続を3人で抑えた。

4四球と制球にばらつきがあったものの、最速149キロのストレートを武器に6三振を奪い、手術前に甲子園で見せていた藤川球児のような自慢のストレートが戻りつつあるようだ。

才木浩人は高卒2年目の2018年に6勝をマークするも、2020年にトミー・ジョン手術を受け、同年オフに育成選手として再契約となり、今シーズンはウエスタン・リーグで好投を披露するなどアピールを続け、4日に支配下選手契約を締結していた。

エールを送り続けていた矢野監督も21試合連続3失点以下の阪神タイガース投手陣をより強固にする為にも、才木浩人の復活を待ち望んでいるはずだ。

更なる好投を続け、1軍昇格を勝ち取り、再び1軍の舞台で、藤川球児のようなストレートを武器に、躍動してもらいたい。

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