実戦復帰でいきなり適時打放った山本泰寛
5月24日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「7番・三塁」で先発出場した山本泰寛は、2打数1安打1打点と、実戦復帰でいきなりタイムリーヒットを放ち、1軍復帰へアピールした。
4回、2アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った山本泰寛は、広島カープ先発の野村祐輔の3球目132キロのカットボールを捉え、レフトへ運ぶタイムリーヒットを実戦復帰戦でいきなり放った。
タイムリーヒットを放ち、出塁した山本泰寛は、代走の高寺望夢と交代し、復帰戦は2打席で終えた。
山本泰寛は、4日のヤクルトスワローズ戦で、自打球が右目の下をかすめ、途中交代。10日に右目付近の自打球による症状残存で、出場登録を抹消されていた。
そこから約2週間、調整を重ね、この試合で実戦復帰を果たした。
4月28日の中日ドラゴンズでは、一打同点の場面で意表を突くセーフティスクイズを成功させ、30日の巨人戦では1028日ぶりのプロ4号、阪神移籍後では初となる1号2ランホームランを古巣巨人から放つなど、阪神タイガースの5連勝に要所で貢献。阪神タイガース打線に欠かせない存在となっていた山本泰寛の実戦復帰に、矢野監督も喜んでいることだろう。
2軍戦でしっかりと打撃の状態を上向かせ、交流戦の良きところで、1軍に復帰し、また阪神タイガース打線を連動させる繋ぎとしての活躍が期待される。
山本泰寛が交流戦で躍動し、阪神タイガースを交流戦優勝に導いてもらいたい。
公開日:2022.05.25