ダメ押し適時打含む3安打の活躍披露した糸原健斗
6月1日に阪神甲子園球場で行われた西武ライオンズ戦に、「1番・右翼」で先発出場した糸原健斗は、4打数3安打2打点と、ダメ押しタイムリーヒット含む3安打で今シーズン3度目の猛打賞を記録し、阪神タイガースの勝利に貢献した。
2回、先頭打者で打席に立った糸原健斗は、西武ライオンズ先発の隅田知一郎の4球目146キロのストレートをバットの先に当て、サードへ転がし、中村剛也がランニングスローするも送球がワンバウンドし、内野安打となった。
さらに、4回に再び先頭打者で打席に立った糸原健斗は、隅田知一郎の初球131キロのカットボールをセンターへ運び、ノーアウトのランナーとして出塁。ガンケルの先制タイムリーヒット、中野拓夢のタイムリーツーベースヒットなどを呼び込み、一挙3点の猛攻を引き寄せた。
最後は、7回1アウト2、3塁のチャンスの場面で、西武ライオンズ2番手・宮川哲の3球目135キロのフォークをライトへ運ぶダメ押しの2点タイムリーヒットを放ち、今シーズン3度目の猛打賞を記録した。
ダメ押しの2点タイムリーヒットは、前の大山悠輔が送りバントを決めてのチャンスだっただけに、気持ちだけで打ったと糸原健斗は振り返った。
4月打率.147と打撃不振で阪神ファンから叱咤激励を受けることが多かった糸原健斗だが、5月打率.297と5月に入り、息の根を吹き返し、現在10試合連続安打を記録し、6月打率.500と打撃絶好調を維持している。
糸原健斗の立場は現状、確固たる立場ではない。結果が出なければ、山本泰寛、北條史也にチャンスが回るし、2軍では木浪聖也、高寺望夢が控えている。
打撃絶好調でヒットが飛び出すようになってきた糸原健斗には、得点圏でしっかりと得点を奪うバッティングで、二塁スタメンを誰にも奪われない活躍を見せてもらいたい。
公開日:2022.06.03