貴重な2点適時打放った山本泰寛
6月17日に阪神甲子園球場で行われたDeNAベイスターズ戦に、「7番・二塁」で先発出場した山本泰寛は、4打数1安打2打点。貴重な2点タイムリーヒットを放ち、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
糸原健斗の2点タイムリーヒットで先制した初回、2アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った山本泰寛は、DeNAベイスターズ先発の今永昇太の初球135キロのチェンジアップを捉え、レフトの頭を越す2点タイムリーツーベースヒットを放ち、一挙4点の猛攻を生んだ。
試合は、6回に青柳晃洋が神里和毅に3ランホームランを許すも、大山悠輔の15号&16号ソロホームランに、近本光司のダメ押しタイムリーヒットで7点を奪った阪神タイガースが逃げ切り、4連勝を飾った。
山本泰寛は2021年に巨人から金銭トレードで阪神タイガースに移籍し、内野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤーとして活躍していたが、打撃ではさほど目立った活躍はしていなかった。
しかし、今シーズンは4月28日の中日ドラゴンズでスタメン出場すると、一打同点の場面で意表を突くセーフティスクイズを成功させるなど、山本泰寛の打撃での活躍が目立っており、打撃覚醒の兆しを見せている。
守備力は申し分なかっただけに、打撃で存在感を見せ始めた山本泰寛は、今や阪神タイガースの勝利に欠かせないスパイスとなっている。
試合を大きく左右するヒットを量産する山本泰寛にはさらにスタメン出場の機会を増やし、阪神タイガースの勝利に貢献してもらいたい。
公開日:2022.06.18