自己最長19戦連続安打記録した近本光司
6月22日にマツダスタジアムで行われた広島カープ戦に、「3番・中堅」で先発出場した近本光司は、5打数3安打1打点。自己最長となる19試合連続安打を記録し、打撃好調を維持した。
3回、2アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った近本光司は、広島カープ先発の遠藤淳志の4球目139キロのストレートをライナーでセンターへ打ち返すと、二塁走者の中野拓夢がヘッドスライディングでホームイン。
会沢翼と接触して顔面を強打し、さらに送球も直撃するアクシデントが起こるも、うずくまりながら気迫で本塁にタッチ。
しばらく立ち上がることができず、担架が用意されたが、歩いてベンチに戻ると、直後の守備にもついた。
さらに、5回、1アウト1、2塁のチャンスの場面で、再び遠藤淳志の3球目131キロのチェンジアップをライトへ運び、1アウト満塁のチャンスを演出。1点をもぎ取る佐藤輝明のファーストゴロを呼び込んだ。
10回、先頭打者で打席に立った近本光司は、広島カープ3番手・松本竜也の初球145キロのストレートをレフトへ弾き返し、今シーズン7度目の猛打賞を記録。佐藤輝明のタイムリーツーベースヒットを呼び込む好走塁を披露した。
シーズン開幕時は例年通り打撃が低調だった近本光司だが、月をまたぐごとに打撃の調子をうなぎ登りに上げていき、通算打率.297と打率3割まであと3厘となった。
セ・リーグ首位打者争いも5位まで上昇し、打率3割に乗れば、首位打者争いトップ3に食い込める所まで来ている。
近本光司には、勢いそのままに打撃絶好調を維持し、打率だけでなく、阪神タイガースの順位もうなぎ登りに上げていってもらいたい。
公開日:2022.06.23