3打点の大暴れ見せた豊田寛
7月1日に阪神甲子園球場で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「8番・DH」で先発した豊田寛は、3打数2安打3打点。2本のタイムリーヒットを放ち、1軍昇格へアピールした。
2回、2アウト1塁の場面で打席に立った豊田寛は、オリックス・バファローズ先発の佐藤一磨の初球142キロのストレートを捉えると、左中間を破る大きな当たりはタイムリーツーベースヒットとなった。
さらに4回、佐藤一磨の暴投で、1アウト2、3塁のチャンスとなった場面。7球目141キロのストレートをセンターへ弾き返す2点タイムリーヒットを放ち、今シーズン7度目のマルチヒット記録した。
豊田寛は、2月のキャンプ終盤から右肩のコンディション不良と新型コロナウイルスの陽性判定の影響で出遅れていたが、3月29日のソフトバンクホークス戦の8回に代打で出場し、公式戦初出場を果たした。
復帰2試合目で公式戦初スタメンを勝ち取り、ソフトバンクホークスの1軍クラスの大竹耕太郎から“プロ1号”ホームラン含むマルチヒットを記録し、4月3日に1軍初昇格を果たしていた。
しかし、1軍では主に代打で、5試合に出場し、7打数無安打1四球4三振と結果を残すことが出来ず、4月21日に加治屋蓮に代わり、2軍降格となっていた。
2軍降格後は、5月21日の2軍オリックス戦で、左足首を捻挫し、約1カ月のリハビリ生活を送っていたが、6月18日のオリックス・バファローズ戦で復帰し、打撃の調子も順調に上げてきている。
大山悠輔、佐藤輝明の調子が低調になってきた今こそ、阪神タイガースの起爆剤として、即戦力外野手として期待の豊田寛を1軍に呼び戻し、チャンスを与えてみるのも面白いのではないだろうか。
公開日:2022.07.02