4打点の大暴れ見せた高寺望夢
7月10日にタマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「9番・二塁」で先発出場した高寺望夢は、4打数2安打4打点。2度のチャンスをものにし、4打点の大暴れを見せ、1軍昇格へ大きなアピールをした。
2回1アウト1、3塁のチャンスの場面で打席に立った高寺望夢は、ソフトバンクホークス先発の奥村政稔の3球目146キロのストレートをレフトへ運び、同点の2点タイムリーツーベースヒットを放った。
さらに、2アウト満塁のチャンスの場面で、ソフトバンクホークス3番手・重田倫明の7球目148キロのストレートをレフトへ弾き返し、ダメ押しの2点タイムリーヒットを放ち、この試合4打点の大暴れを見せた。
2度のチャンスをものにした高寺望夢は、7月に入り、21打数5安打7打点、打率.238とチャンスで結果を残している。
高寺望夢は、5月度「スカパー!ファーム月間MVP賞」を受賞し、8月1日に神宮で実施される大学・社会人選抜の「野球伝来150年 プロアマ記念試合」に臨むU23NPB選抜のメンバーに森木大智と共に選出されるなど、天性の打撃センスに矢野監督も一目置く阪神タイガースの期待の選手だ。
今シーズンは、6月8日に初めて1軍登録され、4試合に出場し、3試合で先発したが、8打数ノーヒットと、1軍初安打を放つことが出来ず、12日に2軍降格となっていた。
しかし、2軍降格後も打撃の調子を落とすことなく、1軍で足りなかった部分を見つめ直しつつ、矢野監督も一目置く天性の打撃センスに磨きを掛けている。
高寺望夢には、引き続き2軍で結果を残しながら、1軍再昇格のチャンスを待ち、次に上がった時は、1軍初ヒットに留まらず、ヒットを量産し、1軍に定着するほどの活躍を期待したい。
公開日:2022.07.11