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途中出場ながらプロ初の猛打賞!打撃でアピールし1軍初昇格目指す中川勇斗

プロ初の猛打賞記録した中川勇斗

8月2日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、3回の守備から途中出場した中川勇斗は、4打数3安打1打点。今シーズン初の猛打賞を記録し、1軍昇格へアピールした。

4回1アウト走者なしの場面で打席に立った中川勇斗は、ソフトバンクホークス先発の大竹耕太郎の6球目135キロのカットボールを捉え、レフトへヒットを放つ。

さらに、7回2アウト1、2塁のチャンスの場面で、再び大竹耕太郎の4球目125キロのチェンジアップをショートへ転がし、タイムリー内野安打。

最後は、9回1アウト1塁の場面で、ソフトバンクホークス2番手・大城真乃の初球138キロのストレートをレフトへ弾き返ツーベースヒットを放ち、プロ初の猛打賞を記録した。

中川勇斗は、京都国際高から2021年ドラフト7位で阪神タイガースに入団したルーキーで、心地よいミット音を響かせて投手陣をリードし、直球、変化球は構えたミットに吸い込まれていく巧みな捕球技術と高校時代から高く評価されていたフレーミングが、他球団のスカウトからも「高卒とは思えない」と絶賛される逸材だ。

阪神タイガースには梅野隆太郎、坂本誠志郎とレベルの高い先輩捕手が1軍に君臨しており、今すぐ1軍デビューできる環境ではないが、佐々木朗希と完全試合も達成し、1軍に定着している同級生のロッテ/松川虎生には、負けない活躍をしていきたいと、闘志を燃やしている。

スタメン捕手として、1軍の試合に出るのはまだ難しいかもしれないが、打撃を磨けば、代打での出場機会は巡ってくるはずだ。

中川勇斗には、巧みな捕球技術とフレーミングに磨きを掛け、課題の打撃でしっかりと結果を残し、今シーズン中での1軍デビューを期待したい。

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