今シーズン4度目のマルチヒット記録した高山俊
8月23日に杉本商事BSで行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、6回の守備から途中出場した高山俊は、2打数2安打。今シーズン4度目のマルチヒットを記録し、1軍昇格へアピールした。
7回、先頭打者で打席に立った高山俊は、オリックスバファローズ2番手・海田智行の3球目141キロのストレートをライトへ運ぶヒットを放つ。
さらに、9回1アウト走者なしの場面で、オリックスバファローズ4番手・K-鈴木の5球目142キロのフォークをライトへ運び、2今シーズン4度目のマルチヒット記録。藤田健斗のタイムリーツーベースヒットを呼び込んだ。
2016年に新人王に輝いた高山俊だが、昨年は1軍昇格なしに終わり、背水の陣で臨んだ今シーズンは、4月9日に1軍に合流。同日の広島カープ戦に途中出場し、551日ぶりのヒットを放ち、甲子園のファンを沸かせていた。
しかし、6月29日のウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦で、4回に自打球が右膝付近に直撃。7月1日に大阪市内の病院で右膝蓋(しつがい)骨骨折と診断され、1カ月以上離脱し、21日の中日ドラゴンズ戦で53日ぶりに実戦復帰していた。
平田監督からも怪我から復帰した直後にも関わらず、打撃の調子が良いと絶賛されている高山俊には、シーズン終盤最後の追い上げを見せたい阪神タイガースの救世主として1軍復帰を果たしてもらいたい。
公開日:2022.08.24