今シーズン12度目のマルチヒット記録した小野寺暖
9月4日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「5番・中堅」で先発出場した小野寺暖は、3打数2安打1四球。今シーズン12度目のマルチヒットを記録し、1軍昇格へアピールした。
4回、1アウト走者なしの場面で打席に立った小野寺暖は、広島カープ先発の高橋昂也の7球目143キロのストレートをレフトへ運び、出塁。
さらに、6回2アウト1塁の場面で、再び高橋昂也の3球目143キロのストレートをライトへ運び、チャンスを拡大した。
小野寺暖は、コロナ陽性の近本光司に代わり、1軍に昇格するも、2打数ノーヒットと結果が残せず、2軍降格となっていた。
今シーズンは、4月21日のDeNAベイスターズ戦で放った逆転の代打満塁ホームランと6月5日の日本ハムファイターズ戦で放った満塁での走者一掃のプロ初のタイムリースリーベースヒットを放ち、満塁時での勝負強さが評価され、満塁男の異名がついていた。
1軍では2軍で共に首位打者争いをし、切磋琢磨してきた島田海吏がチャンスをものにし、スタメン出場の機会を増やしている。
島田海吏に負けじと、小野寺暖も少ないチャンスをものにし、ブレイクを果たし、阪神タイガース最後の追い上げのキーマンとなってもらいたい。
公開日:2022.09.05