特大の9号ソロホームラン放った井上広大
9月20日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、「4番・右翼」で先発出場した井上広大は、4打数1安打1打点1HR。特大の9号ソロホームランを放ち、1軍昇格へアピールした。
3回、2アウト走者なしの場面で打席に立った井上広大は、オリックスバファローズス先発の富山凌雅の2球目142キロのストレートを完璧に捉え、高々と舞い上がった打球はレフトネットの高いところにまで運ぶ特大の9号ソロホームランとなった。
特大の9号ソロホームランを放った井上広大に対し、平田監督は大谷翔平級のホームランを絶賛した。
井上広大は、8月14日に今シーズン初の1軍昇格を果たすも、快音を残すことなく、8月18日に2軍降格と、悔しい思いをしていた。
矢野監督からはもっと打っていく姿勢を見せてほしいといったアドバイスをもらい、2軍へ戻っていた。
新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことで開幕から出遅れている間に、同世代の佐々木朗希が完全試合を達成するなど、「朗希世代」の活躍に刺激を受けつつ、焦りを感じているのも事実だろう。
「朗希世代」は投手だけでないと、証明する為に、長打力と確実性に磨きをかけ、再度1軍昇格を果たし、1軍で結果を出したいと、井上広大は強く思っている。
現在、打撃五冠を視野に入れる村上宗隆級のスケールの大きさを持ち、佐藤輝明を超える未来の阪神の4番候補として期待される井上広大には、今シーズンもう一度1軍に昇格し、ブレイクへの一歩を踏み出してもらいたい。
公開日:2022.09.21