プロ初の2試合連続ホームラン放った前川右京
9月30日に由宇球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「3番・DH」で先発出場した前川右京は、5打数3安打1打点。プロ入り後初の3安打猛打賞の大暴れを見せ、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
初回、1アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った前川右京は、広島カープ先発の大道温貴の2球目ストレートをレフト線へポトリと落とすタイムリーツーベースヒットで先制点を奪った。
さらに、4回先頭打者で打席に立つと、再び大道温貴の2球目カーブをライト線へリーツーベースヒットを放ち、続くロドリゲスの勝ち越しのタイムリーヒットを呼び込んだ。
最後は、7回再び先頭打者で、広島カープ4番手・中崎翔太の4球目チェンジアップをレフトへ運び、プロ入り後初の3安打猛打賞を記録した。
前川右京は、3月29日のウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦で、背中に張りを感じ、大事を取って欠場。そこから上半身のコンディション不良で実戦を離れていた前川右京は、5月14日に室内での打撃練習を再開。7日のオリックスバファローズ戦に、代打で途中出場し、70日ぶりに実戦復帰を果たしていた。
しかし、12日のソフトバンクホークス戦の初回、レフトの守備でフェンスに衝突し、負傷交代し、再びリハビリ生活を余儀なくされていた。
そして、9月13日のソフトバンクホークス3軍との練習試合で途中出場して、実戦復帰を果たし、第2打席で2ランホームランを放っていた。
さらに、ウエスタン・リーグ復帰戦となった16日のソフトバンクホークス戦の9回でも右中間へソロホームランを放ち、復帰してから打撃が好調だった。
前川右京には、けがで試合に出場できない時間が続いた悔しさをバネに、ここから大谷翔平のようなビッグフライのホームランを量産し、来シーズン大ブレイクを果たす準備をしてもらいたい。
公開日:2022.10.01