佐藤輝明の技あり二塁打に糸井嘉男が驚き
2月7日、沖縄県宜野座村にて行われている阪神春季キャンプにて、シート打撃で同期入団の村上頌樹と対戦した佐藤輝明が、三塁線を破る二塁打を放った。
村上頌樹に、カウント2ボール2ストライクと追い込まれながらも、タイミングを外しにきた外角111kmのカーブをしっかり引きつけてミートし、三塁線を破る二塁打を放つと、この様子を見ていた糸井嘉男がコンパクトなスイングで結果を残す打撃に驚きの表情を見せ、絶賛した。
より打ちやすい、確率よく打てるフォームを探し、オフから試行錯誤を続ける佐藤輝明は、グリップ位置を耳の少し下まで下げた新フォームを実践中で、バットで左肩を叩くようにタイミングを取る工夫を重ねている。
シート打撃で見せたコツンと当てただけで、鋭く三塁線を襲った打球が、大枠はできているという新フォームによる効果を感じさせる。
岡田監督からは、秋季キャンプで高すぎるグリップ位置と狭いスタンスを改善するように指摘され、さらに今キャンプ初日にも、ポイントを前にして打球を捉えるよう要求されており、まだまだ改善の余地はあるが、着実に新フォームが完成に進んでいる。
新フォームを完成させ、佐藤輝明が阪神の4番・大山悠輔を脅かす存在になるのか注目だ。
公開日:2023.02.09