3回0封の大竹耕太郎を岡田監督絶賛
2月12日、沖縄県宜野座村にて行われている阪神春季キャンプにて行われた紅白戦で、紅組の2番手としてマウンドに上がった大竹耕太郎が、最速148kmのストレートに、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球を交えて、3回無安打無失点と3イニングを完璧に抑えた。
4回、紅組の2番手としてマウンドに上がった大竹耕太郎は、先頭打者のノイジーをサードフライに打ち取り、大山悠輔をライトフライ、佐藤輝明はセカンドゴロに打ち取るも、エラーで走者を背負ったが、木浪聖也をサードゴロに仕留めた。
5回は熊谷敬宥、梅野隆太郎から連続三振を奪うなど、三者凡退で乗り切り、6回も近本光司をショートゴロ、中野拓夢をレフトフライと阪神タイガース自慢の1、2番コンビをテンポ良く打ち取ると、代打で出場したドラフト1位ルーキー森下翔太をピッチャーゴロと凡打に打ち取ってマウンドを降りた。
自分の立場は打たれたら終わりと意気込んで紅白戦に臨んだ大竹耕太郎が許した走者は、味方失策の1人のみ。3イニングで10人に投げ、準完全投球の無安打無失点と快投を見せた。
左右を問わず内角を攻めたり、チェンジアップで打者のタイミングを外すなど、持ち味を存分に発揮してアピールした大竹耕太郎に対し、岡田監督はずっと先発をやっていた投手だから右左を苦にせず、ボールの出し入れを意識的にできている。アウトのとりかた、投げ方を知っていると絶賛し、開幕ローテーションの有力候補として期待を寄せた。
現状、開幕ローテーション入りが確定している左腕は、伊藤将司のみ。先発再転向見込みの岩貞祐太などと繰り広げる開幕ローテーション争いで最高のスタートを切った。
大竹耕太郎が好投を続け、開幕ローテーション入りを果たし、17試合に先発し、5勝4敗、防御率3.84を記録したキャリアハイであるソフトバンク時代の2019年を超える活躍ができるか注目だ。
公開日:2023.02.14