フェンス直撃の二塁打放った井上広大
2月16日に阪神2軍春季キャンプにて、フリー打撃で伊藤将司、ビーズリー、K・ケラーといった主戦投手と対戦した高山俊は、安打性の当たり4本を放ち、開幕1軍へアピールした。
強いボールを投げるピッチャーが多かったので、それに打ち負けないようにしたいと思っていた高山俊は、序盤2打席は内野ゴロに倒れたが、3打席目は伊藤将司のこの日最速144kmの外角へのストレートをレフト線へ運び、ビーズリーからはライト前ヒットを放った。K・ケラーからは2打席連続でセンター前ヒットを放ち、その1本は、高めのボール気味の152kmのストレートに体勢を崩されながらバットをかぶせ、高山俊らしい曲芸打ちを見せた。
136安打を放ち、新人王を獲得した1年目の2016年に見せていたボール球でもヒットにしてしまうテクニックが蘇りつつある高山俊に対し、岡田監督は結果が付いてくれば、当然1軍戦力だから蘇って欲しいと期待を寄せている。
15日の楽天イーグルスとの練習試合では、岡田監督から助言を受け、アッパースイングからスピンをかける打法にフォームを見直し、マルチヒットを記録。
高山俊がプロ1年目の記憶を呼び覚まし、1軍で大暴れする姿を期待したい。
公開日:2023.02.18