4安打であわやサイクル安打の大暴れの木浪聖也
2月19日に行われたサムスンライオンズとの練習試合に、「9番・遊撃」で先発出場した木浪聖也は、4打数4安打と初の対外試合でマルチヒットを記録し、順調な調整を見せた。
3回1アウト走者なしの場面で打席に立った木浪聖也は、サムスン2番手右腕の146kmのストレートを捉えると、打球は右中間を破り、快足を飛ばし、一気に三塁へ到達。チャンスを演出すると、続く近本光司の一打で先制のホームを踏み、同期の〝キナチカ〟コンビで久々に得点を奪った。
5回は先頭打者で打席に立つと、木浪聖也はストレートを流し打ってレフト前ヒットを放ち、マルチヒットを記録。7回でも先頭打者で打席に立った木浪聖也は、ライト線に弾むツーベースヒットで一挙8得点を奪う火付け役となった。
打者一巡で訪れた7回の第4打席では、レフトの頭上を越えるも、惜しくもレフトフェンス手前に落ちるツーベースヒットを放ち、4安打固め打ちの大活躍で小幡竜平と争う阪神タイガースの遊撃レギュラー奪取へ向け、大アピールした。
あわやサイクル安打の木浪聖也の活躍に、岡田監督は守備も良くなっていると高評価を与えた。
打撃でしっかりとアピールできている木浪聖也が、岡田野球で遊撃手の最優先事項となっている守りでも好プレーを連発し、小幡竜平との阪神タイガースとの正遊撃手争いを制することができるのか注目だ。
公開日:2023.02.20