岩貞祐太がWBC韓国代表を3連続含む4Kで2回完全投球

3月7日、京セラドーム大阪で行われた韓国代表とのカーネクスト2023WBC強化試合に、阪神タイガース2番手・二保旭に代わり、3番手でマウンドに上がった岩貞祐太は、2回を28球で無安打無失点4奪三振。2回をパーフェクトピッチングで投げ切り、阪神タイガース勝利の方程式入りへアピールした。

6回、阪神タイガース2番手・二保旭に代わり、3番手でマウンドに上がった岩貞祐太は、先頭打者のキム・ヒョンスを初球145kmのストレートでレフトフライに打ち取ると、続くパク・ピョンホを6球目ストレートで空振り三振。ナ・ソンボムも4球目ストレートで空振り三振を奪い、難なく三者凡退に抑える。

7回も続投した岩貞祐太は、先頭打者のチェ・ジョンを4球目スライダーで見逃し三振を奪い、3者連続三振を記録。続くイ・ジヨンを7球目ストレートでサードゴロに抑え、最後はカン・ベクホを６球目の内角ストレートで見逃し三振に切って取り、2イニング投げ、打者6人を完全投球。ストレートとスライダーの組み合わせで韓国打線を全く寄せ付けない抜群の投球を披露した。

シーズンで有効活用するフォークや、2020年以来となる先発起用に備え、春季キャンプで復活させていたチェンジアップをそれぞれ封印。中継ぎ調整だった昨年の同時期と同様に、ストレートとスライダーの2球種に絞ってWBC韓国代表を圧倒できたことは岩貞祐太にとって、大きな自信となった。

3ボールは一度だけで、全28球を投じてストライク率は71％と高く、常に有利な展開で進めた岩貞祐太の投球に、岡田監督も納得の表情を見せた。

先発再転向は上手くいかなかったが、中継ぎエースとして阪神タイガースの中継ぎ陣を引っ張り、湯浅京己と共にどっしりと勝利の方程式を形成してもらいたい。