中継ぎ再転向後、快投続ける岩貞祐太
3月14日、横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズとのオープン戦に、阪神タイガース3番手・富田蓮に代わり、4番手でマウンドに上がった岩貞祐太は、1回を20球で無安打無失点1奪三振1四球。3試合連続無失点を記録し、勝利の方程式入りへアピールした。
9回、阪神タイガース3番手・富田蓮に代わり、4番手でマウンドに上がった岩貞祐太は、先頭打者の京田陽太を4球目144kmストレートでピッチャーゴロに打ち取ると、続く神里和毅に8球粘られ、フォアボールで出塁を許す。走者を背負う展開になるも、代打・粟飯原龍之介を5球目134kmフォークで空振り三振に切って取り、最後は藤田一也を3球目146kmストレートでキャッチャーファールフライに打ち取り、難を逃れた。
岩貞祐太は、今シーズン先発左腕が手薄な状況を受け、昨年11月から先発再転向の準備を進め、2月も精力的に投げ込みを行っていた。2度の実戦登板を終えてキャンプを打ち上げたが、9日の試合前練習中に岡田監督から直接、中継ぎへ再度配置転換を告げられていた。
岩貞祐太の中継ぎへの再配置転換は、侍ジャパンに選出されている湯浅京己が不在で、新助っ人のビーズリーも故障で離脱したことにより、手薄なリリーフ陣に厚みを加えるべく、岡田監督が決断した。
中継ぎに再転向後は、7日のWBC韓国代表との一戦で、3者連続三振含む4Kで2回完全投球を披露するなど、3試合連続無失点を記録している。
中継ぎ再転向の岩貞祐太が、中継ぎエースとしてWBCで躍動する湯浅京己と共に勝利の方程式を形成することができるのか注目だ。
公開日:2023.03.15