植田海がマルチヒットで存在感
3月29日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「2番・二塁」で先発出場した植田海は、4打数2安打。マルチヒットを記録し、阪神タイガース開幕1軍へアピールした。
4回、1アウト走者なしの場面で打席に立った植田海は、オリックスバファローズ先発の黒木優太の5球目122kmナックルカーブをレフトへ運び、出塁。
さらに、9回2アウト走者なしの場面で、オリックスバファローズ2番手・曽谷龍平の7球目カットボールをセンターへ弾き返し、マルチヒットを記録し、打率.500をマークした。
植田海は1月の段階で、守備重視を掲げる岡田監督から島田海吏、熊谷敬宥と共に、複数ポジションをこなせるユーティリティー枠として1軍メンバーとして名前が挙がっていた。
同日、熊谷敬宥が京セラドームで行われた1軍全体練習中に腰の張りを訴え、31日のDeNAベイスターズとの開幕戦の出場登録メンバーから外れることとなり、植田海の重要性はより高まっている。
ユーティリティー枠として期待される植田海だが、WBCで不在の中野拓夢から正二塁手を奪うべく守備、走塁だけでなく、打撃も成長している所を春季キャンプ、オープン戦で岡田監督に見せつけてきた。
植田海も打撃絶好調で中野拓夢の正二塁手争いを繰り広げる渡辺諒の間に割って入り、存在感を放つことができるのか、今シーズンの植田海に注目したい。
公開日:2023.03.30