井坪陽生がプロ初のサヨナラ打

4月9日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「7番・中堅」で先発出場した井坪陽生は、5打数2安打1打点。プロ初のサヨナラヒットを放ち、1軍昇格へアピールした。

7回、1アウト走者なしの場面で打席に立った井坪陽生は、オリックス・バファローズ3番手・鈴木康平の初球148kmストレートを弾き返し、レフトへのツーベースヒットでチャンスメイク。高寺望夢、高山俊の連続タイムリーヒットを呼び込んだ。

さらに、10回1、2塁のサヨナラのチャンスの場面。オリックス・バファローズ5番手・前佑囲斗の2球目143kmカットボールをレフト前へ運び、2塁走者の前川右京が生還。井坪陽生がプロ初のサヨナラヒットを記録した。

7回にチャンスメイクのツーベースヒットを放ったかと思えば、10回には自らのバットで試合を決めた高卒ルーキーとは思えない活躍を見せる井坪陽生。打率.395と打撃絶好調を維持しており、佐藤輝明などの打撃不振でなかなか得点を奪いきれない阪神タイガース打線の起爆剤として、岡田監督も1軍昇格も目論んでいることだろう。

井坪陽生が1軍昇格を果たし、高卒ルーキーらしからぬ活躍で眠れる阪神タイガース打線の起爆剤となれるか注目だ。