伊藤将司が27日の巨人戦で今季初先発
4月20日の広島カープ戦に先発し、4回途中5失点で降板した西純矢が21日、登録を抹消され、鳴尾浜球場の2軍残留練習に合流した。代わって左肩の違和感で出遅れていた伊藤将司が、27日の巨人戦で今シーズン初先発することが決定的となった。
西純矢は今シーズン、開幕ローテーション入りを勝ち取り、13日の巨人戦で、6回9安打を浴びながら1失点で今季1勝目をマークしたが、ここまで3試合の登板で1勝2敗、防御率は5.65と、精彩を欠く投球が続いていた。
西純矢に代わって、1軍昇格予定の伊藤将司は、左肩の違和感により3月中旬に離脱し、今シーズンの開幕ローテーション入りを果たせなかっただが、そこから順調に調整を重ね、15日に行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦では、5回を86球で3安打無失点と好投を披露。1軍昇格への準備はすでに完了していた。
一方で1軍では、開幕ローテーションを外れた伊藤将司の代役としてローテーション入りを果たした左腕の大竹耕太郎が2戦2勝の活躍を見せており、伊藤将司の入る隙を与えていなかった。
好調の大竹耕太郎の存在が伊藤将司の1軍昇格機会を遅らせていたが、不調の西純矢の代役として1軍昇格機会のチャンスが巡ってきた。
伊藤将司には、好調の大竹耕太郎に負けない阪神タイガース左のエースだと証明する貫禄の投球を披露してもらいたい。
公開日:2023.04.22