森下翔太がツーベースヒット含むマルチヒット
5月11日、由宇球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「4番・右翼」で先発出場した森下翔太は、4打数2安打1死球。ツーベースヒット含むマルチヒットで、4試合連続安打を記録し、打率.304と打撃復調を示し、1軍昇格へアピールした。
2回、 先頭打者で打席に立った森下翔太は、広島カープ先発の黒原拓未の2球目スプリットをセンターへ弾き返すツーベースヒットを放ち、ノーアウト2塁のチャンスを演出。井坪陽生の先制タイムリーヒットを呼び込んだ。
4回、1アウト走者なしの場面で、再び黒原拓未の初球カットボールをレフトへ運び、マルチヒットを記録。ツーベースヒット含むマルチヒットを記録した森下翔太は、4試合連続安打で打率.304まで上昇させ、打撃復調を示した。
森下翔太は、オープン戦で12球団2位の打率.314の好成績を残し、阪神タイガースの開幕スタメンを勝ち取り、開幕2戦目から3試合連続打点を挙げるなど力を示していた。
しかし、4月4日の広島カープ戦を最後にピタリと快音が止まり、20打席連続ノーヒットで、打率.161まで下降し、2軍降格となっていた。
森下翔太が2軍に降格してからは、直近ではミエセスが1軍に昇格し、井上広大、小野寺暖、島田海吏らで激しいライトスタメン争いを繰り広げているが、安定して結果を残すものはおらず、ライトのポジションは固定できずにいる。
得点がなかなか奪えない阪神タイガース打線の起爆剤として、岡田監督も森下翔太の早期1軍復帰を待ち望んでいるはずだ。
ライトスタメンの座を取り戻すべく森下翔太が1軍に復帰し、どのようなバッティングを見せるか注目だ。
公開日:2023.05.12