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阪神/前川右京が同点タイムリーヒットで打率.385!約1ヶ月ぶりの守備も無難にこなし1軍昇格へ前進

前川右京が同点タイムリーヒットで阪神の逆転勝利に貢献

5月12日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、前川右京は、4打数2安打1打点。同点タイムリーヒットを放ち、今シーズン8度目のマルチヒット記録し、1軍昇格へアピールした。

初回、 2アウト走者なしの場面で打席に立った前川右京は、ソフトバンクホークス先発の有原航平の3球目131kmチェンジアップをライトへ弾き返し、2アウトながら出塁。

さらに8回、1アウト2塁のチャンスの場面で、ソフトバンクホークス4番手・又吉克樹の6球目129km低めのスライダーをうまく拾い、同点タイムリーヒットを放った。前川右京の同点打で勢いづいた阪神タイガース打線は板山祐太郎の勝ち越しタイムリーヒット、片山雄哉の押し出しフォアボールで2点差にし、逆転勝利を掴んだ。

前川右京は、今シーズンの春キャンプを1軍でスタートすることが決まっていたが、直前に左上肢のコンディショニング不良を発症して離脱。3月4日の教育リーグ・中日ドラゴンズ戦からライトの守備に就くも症状が再発し、4月8日のウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦を最後にDH、代打での出場が続いていたが、この試合にレフトでスタメン出場を果たした。

5度の守備機会を無難にこなし、打撃では5月に入り、4度目のマルチヒットを記録し、打率.385と攻守で万全をアピールした。

今シーズンは、持ち味の長打が出ていないのは仕留めるべき球を仕留められていないからとし、前川右京はひと足先に1軍に昇格している井上広大に負けじと1軍でしっかり結果を残すため、課題も認識している。

前川右京が1軍昇格を果たし、佐藤輝明が打撃復調の兆しを見せ、勢いづき始めている阪神タイガース打線のさらなる起爆剤となれるか注目だ。

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