近本光司が一時勝ち越しの内野安打で得点圏打率.500
5月24日、神宮球場で行われたヤクルトスワローズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した近本光司は、5打数2安打1打点。一時勝ち越しの内野安打を放ち、得点圏打率.500とチャンスの場面で勝負強さを見せ、阪神の勝利に大きく貢献した。
3回、2アウト走者なしの場面で打席に立った近本光司は、ヤクルトスワローズ先発の吉村貢司郎の3球目高めのストレートをセンターへ運び、出塁。しかし、続く中野拓夢がセカンドゴロに倒れ、チャンス拡大とはならなかった。
さらに、6回2アウト2、3塁のチャンスの場面で、ヤクルトスワローズ2番手の山本大貴の3球目ツーシームに食らいつき、二遊間に弾むゴロを放つと、全力疾走で一塁へ駆け抜け、タイムリー内野安打。さらに、近本光司の全力疾走に負けじと山田哲人がジャンピングスローでアウトを取りにいくも、悪送球となり、近本光司は二塁に進んだ。
一時勝ち越しの二塁適時内野安打を放った近本光司のタイムリーヒットは、18日の中日ドラゴンズ戦以来、5試合ぶりで今シーズン、得点圏では36打数18安打、打率.500でリーグトップを走っている。
近本光司と共に脅威の1、2番コンビを形成する中野拓夢は11日のヤクルトスワローズ戦から12試合連続安打を記録し、打率.311と好調を維持している。
出塁率も近本光司は出塁率.421、中野拓夢は出塁率.378と高い数字を残しており、大山悠輔、佐藤輝明にチャンスを繋ぐ阪神タイガースの攻撃の要として近本光司と共に機能している。
阪神タイガースの攻撃の要として機能する近本光司と中野拓夢が打撃好調を維持し、どこまで阪神タイガースに勝利を呼び込み続けられるか注目だ。
公開日:2023.05.25