森木大智が1カ月ぶり先発登板で6回4奪三振1失点の好投
6月8日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦で、5月5日以来、自身4試合ぶりの先発マウンドに上がった森木大智は、6回を101球で4安打1失点4奪三振5四球。今シーズン最多の101球を投げ、1軍昇格へアピールした。
立ち上がりから最速151kmを記録する力投を見せた森木大智は、打者一巡するまで外野への打球を1本も許さないパワーを見せつける。4回先頭打者のデビッドソンに初球131kmのスライダーをレフトスタンドへホームランを放り込まれたが、その後も崩れることなく、5四球を与えてしまったものの、6回をホームランの1失点のみにまとめ、結果を出した。
森木大智は、昨年負った首の張りによって2年目の今シーズンは1軍キャンプを逃し、その影響もあってか、今シーズン公式戦初先発となった4月25日のウエスタンリーグの広島カープ戦では、4回2/3を7安打7失点。5月5日のオリックスバファローズ戦でも5回5失点と、ストレートに勢いが戻らず、その後5月12日のソフトバンクホークス戦からは救援としての登板が続いていた。
5月28日のソフトバンクホークス戦で、2番手ながらロングリリーフで、3回無失点と好投し、この日の先発テストを迎えていた。
今シーズン最多の101球を投げた森木大智は、フォアボールが減れば9回までいけたと体力面では問題ないことをアピールし、課題の制球面を今後しっかり調整し、先発として1軍昇格を狙う。
1軍では先発の谷間が生まれた9日の日本ハムファイターズ戦で富田蓮が先発デビューを果たしたものの、3回5安打3失点と結果を残せず、岡田監督の納得のいく投球ができなかった。
もし次、先発の谷間が生まれることがあれば、真っ先に森木大智の名前が挙がるほどの投球を2軍で披露し、昨シーズン叶わなかった1軍初勝利を今シーズン掴んでもらいたい。
公開日:2023.06.10