高浜祐仁が2号ソロホームランで1軍昇格へアピール
6月15日、タマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「5番・一塁」で先発出場した高浜祐仁は、2打数1安打2打点1HR2四球。2号ソロホームランを放ち、6月打率.300と打撃好調で、1軍昇格へアピールした。
初回、1アウト満塁のチャンスの場面で打席に立った高浜祐仁は、ソフトバンクホークス先発の三浦瑞樹の6球目143kmフォアボールを見極め、先制の押し出しフォアボールを選び、1アウト満塁のチャンスを継続。続く北條史也の犠牲フライを呼び込んだ。
さらに7回、高浜祐仁は先頭打者で打席に立つと、ソフトバンクホークス4番手・中村亮太の5球目146kmストレートをレフトスタンドへ弾き返す2号ソロホームランを放った。
高浜祐仁は、2014年ドラフト7位で日本ハムファイターズに入団。ファームで経験を積み、1年目から1軍出場を果たすも、2020年は育成契約となり、7月に支配下復帰を果たしていた。2021年に107試合に出場し、打率.262、8本塁打、43打点と右でパンチ力を発揮し、飛躍を遂げた。2022年オフに斎藤友貴哉、江越大賀と、渡辺諒、高浜祐仁による2対2のトレードが成立し、阪神タイガースへ移籍していた。
今シーズンは、なかなか打撃の調子が上がず、打率1割を切っていたが、4月23日の中日ドラゴンズ戦から8試合連続安打を記録するなど、打撃の調子を上げ、直近では2試合連続2打点を稼ぐなど結果を残しており、6月打率.300と打撃好調を維持している。
打撃の調子を上げ、好調を維持する高浜祐仁を岡田監督も注目しており、1軍初昇格のタイミングを伺っているはずだ。
高浜祐仁の本職一塁には、大山悠輔という大きな壁が立ちはだかる。その座を奪うべく2軍で虎視眈々と結果を積み上げる高浜祐仁が、移籍後1軍初昇格を果たし、どのような活躍を見せてくれるのか注目だ。
公開日:2023.06.16