高寺望夢がサヨナラ2ランホームラン
6月30日、阪神甲子園球場で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、高山俊の代走で途中出場した高寺望夢は、1打数1安打2打点1HR。サヨナラ2号2ランホームランを放ち、3安打の大暴れを見せた佐藤輝明の活躍をも凌駕する一発で、1軍昇格へアピールした。
3点を奪われ、同点で迎えた9回、1アウト1塁の場面で打席に立った高寺望夢は、オリックス・バファローズ3番手・入山海斗の5球目146kmストレートを捉える。高々と舞い上がった打球はそのままライトスタンドに飛び込むサヨナラ2ランホームランとなった。
最近、打率を落としてしまっていた高寺望夢は、センター方向を意識して打席に立つように切り替えており、5月31日に行われた中日ドラゴンズ戦で、今シーズン1号2ランホームランを放っていた。
打率も6月に入ったばかりの時は、打率.210だったが、移行錯誤で見つけた理想のバッティングで、打率.242まで上げてきており、高寺望夢は早く3割に打率を乗せたいと目標を定めていた。
1軍では1年後輩の前川右京が大ブレイクしており、同じ左打者として高寺望夢は大きな刺激とプレッシャーを受けている。1軍で繰り広げられている木浪聖也と小幡竜平の阪神タイガース正遊撃手争いに割って入る存在になるべく打率3割にしっかり乗せ、今シーズン初の1軍昇格を狙っている。
公開日:2023.07.01