片山雄哉が勝利確信の2点タイムリーツーべースヒット
7月2日、阪神甲子園球場で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「5番・ 一塁」で先発出場した片山雄哉は、3打数1安打2打点1四球。阪神タイガースの勝利を確信する2点タイムリーツーべースヒットを放ち、1軍昇格へアピールした。
遠藤成の同点タイムリーヒット、佐藤輝明の打席でオリックス捕手・村上がパスボールし、阪神タイガースが逆転に成功した7回、2アウト満塁のチャンスの場面。打席に立った片山雄哉は、オリックス・バファローズ4番手・吉田凌の3球目126kmスライダーをライトへ勝利を決定づける2点タイムリーツーベースヒットを放った。
片山雄哉は、2018年育成選手ドラフト1位で、独立リーグを経て、BC・福井から阪神タイガースに入団。 2019年のルーキーイヤーから二軍でアピールを続け、フレッシュオールスターゲームにも出場。5本塁打を放つなど持ち前の打棒を発揮して夏場に支配下契約を勝ち取った。だが2022年の昨シーズンには5月に念願の一軍デビューを果たすも、2試合の出場に留まり、2打数2三振と初ヒットを放つことはできなかった。
今シーズン2軍では、出場機会の増加と自慢の長打力を活かす為、一塁での起用が増えている片山雄哉だが、長打力が武器の捕手として定位置奪取を目指している。
片山雄哉が1軍昇格を果たし、自慢の長打力で坂本誠志郎と梅野隆太郎の阪神タイガース正捕手争いに割って入る存在になれるか注目だ。
公開日:2023.07.03