北條史也が代打でサヨナラホームラン
7月13日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、代打で途中出場した北條史也は、1打数1安打1打点1HR。代打でサヨナラホームランを放ち、2試合連続ヒット。1軍昇格へ一振りでアピールした。
同点に追いつかれた直後の9回、板山祐太郎の代打で途中出場した北條史也は先頭打者で打席に立つと、中日ドラゴンズ3番手・橋本侑樹の初球135kmフォークをすくい上げ、大きな弧を描いた打球はレフトフェンスによじ上ったブライト健太の頭上を越えるサヨナラホームランとなった。
代打で登場し、一振りで試合を決めるサヨナラホームランを放った北條史也は、このホームランが今シーズン第1号ホームランとなった。
北條史也はここぞの場面で結果を残せる勝負強さと、ベンチからでもチームを盛り上げられるムードメーカーとして、阪神タイガースにとって必要不可欠な存在。だが、今シーズンは2軍キャンプでスタートし、開幕1軍も逃していた。
1軍では、不動のセンタースタメンだった近本光司は2日の巨人戦で高梨雄平から右脇腹付近にデッドボールを受け、兵庫県内の病院で検査を受けた結果、右肋骨骨折と診断され、4日に出場選手登録を抹消された。阪神タイガース打線の勢いも失速しつつある今こそ岡田監督には阪神タイガースの起爆剤として、虎の元気印である北條史也を1軍に呼び寄せてもらいたい。
木浪聖也と小幡竜平の阪神タイガース正遊撃手争いへ割って入る存在としても期待がかかる。
北條史也が1軍昇格を果たし、ここぞの場面で結果を残せる勝負強さと、ベンチからでもチームを盛り上げられるムードメーカーとして、阪神タイガースの起爆剤となれるか注目だ。
公開日:2023.07.14