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阪神/井坪陽生がフレッシュ球宴で2点適時二塁打!MVP獲得の森下翔太に負けない存在感

井坪陽生がフレッシュ球宴で2点適時二塁打

7月18日、富山市民球場アルペンスタジアムで行われたフレッシュオールスターに、全ウエスタンの「1番・中堅」で先発出場した井坪陽生は、4打数1安打2打点。ダメ押しの2点タイムリーツーベースヒットを放ち、MVP獲得の森下翔太に負けない存在感を放った。

7回、1アウト2、3塁のチャンスの場面で打席に立った井坪陽生は、楽天のドラフト6位ルーキー林優樹の3球目139kmストレートを捉え、ライト線へ運ぶダメ押しの2点タイムリーツーベースヒットを放った。

井坪陽生と共に、全ウエスタンの「4番・右翼」で先発出場した森下翔太は、初回に先制の2点タイムリーヒット、3回にはセンター前ヒット。さらに7回にタイムリーヒットと、3安打3打点の活躍でMVPを獲得した。

井坪陽生は、関東第一高校から2022年度ドラフト3位で阪神タイガースに入団。プロでの実戦デビューから新人らしからぬ打撃を見せている。ウエスタン・リーグ開幕からここまで今シーズンは、5月21日のオリックス・バファローズ戦のノーヒットで打率.297になるまで一度も打率3割以下に落ちることなく、コンスタントに結果を残していたが、逆に5月下旬から6月上旬までは打てない時期が続いていた。

6月25日の中日ドラゴンズ戦では、長打2本を放つなど、三度のチャンスをものにし、4安打の固め打ちを記録。7月11日の中日ドラゴンズ戦では、決勝の2点タイムリーツーベースヒットに、ノーアウト2塁のチャンスを演出するツーベースヒットと2本の長打を放ち、今シーズン12度目のマルチヒットを放ち、1軍初昇格へアピールをしていた。

ルーキーらしからぬ打撃でヒットを量産できる井坪陽生が打撃のタイミングを取り戻し、再び開幕当初の勢いを取り戻し始めており、岡田監督も再び無視できない存在となっているはずだ。

1軍ではライトのポジションは固定されず、ドラ1ルーキー森下翔太、ミエセス、前川右京、島田海吏らが激しいライトスタメン争いを繰り広げている。さらに、レフトのノイジーが打撃不振に陥っており、不動のセンタースタメンだった近本光司は2日の巨人戦で高梨雄平から右脇腹付近にデッドボールを受け、兵庫県内の病院で検査を受けた結果、右肋骨骨折と診断され、4日に出場選手登録を抹消された。

不安定な状況が続く阪神タイガース外野スタメン争いに割って入る存在として、井坪陽生が1軍昇格を果たし、近本光司の穴を埋めるほどの活躍を期待したい。

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