門別啓人が2回無失点2奪三振の好投
7月18日、富山市民球場アルペンスタジアムで行われたフレッシュオールスターに、全ウエスタンの先発投手としてマウンドに上がった門別啓人は、2回を25球で4安打無失点2奪三振。1アウト満塁のピンチを背負うも無失点で切り抜け、2回無失点2奪三振の好投。リーグ後半戦での1軍デビューへ向け、存在感を放った。
初回、全ウエスタンの先発投手としてマウンドに上がった門別啓人は、先頭打者の浅野翔吾に初球107kmカーブをセンターへ運ばれ、ノーアウトのランナーを背負うも、奈良間大己を初球145kmストレートでレフトフライに抑え、1アウト。しかし、松尾汐恩に初球146kmストレートをレフトへヒット、矢澤宏太に初球146kmストレートをセンターに運ばれ、1アウト満塁のピンチに。
それでも門別啓人は乱れることなく、蛭間拓哉を3球目147kmストレートで見逃し三振、友杉篤輝を4球目149kmストレートでファーストファールフライに切って取り、1アウト満塁のピンチを無失点で切り抜けた。
2回も続投した門別啓人は、先頭打者の北村恵吾を6球目カーブでサードゴロ、平良竜哉に2球目148kmストレートをセンターに運ばれるも、細川凌平を4球目108kmカーブで空振り三振。最後は浅野将吾を2球目149kmストレートでライトフライに打ち取り、2回無失点2奪三振の好投を披露した。
門別啓人は、2022年ドラフト2位で東海大札幌高校から阪神タイガースに入団したルーキー左腕だ。まだ1軍登板はないが、2軍では6試合に登板し、1勝1敗1セーブ、防御率3.00と1軍昇格へ向け、前進を続けている。
オールスターに出場した大竹耕太郎も門別啓人の球質と投球術を絶賛しており、1軍の舞台でその姿が見れる日もそう遠くなさそうだ。
フレッシュオールスターでの好投を自身に変え、リーグ後半戦での1軍デビューを果たすために、2軍でさらなる結果を残してもらいたい。
門別啓人が阪神タイガースの戦力として、リーグ後半戦に岡田監督から登板機会を与えてもらえるか注目だ。
公開日:2023.07.21