湯浅京己が約1カ月ぶり実戦復帰で1回完全投球
7月23日、鳴尾浜球場で行われた富山サンダーバーズとの練習試合に、右前腕のコンディション不良で2軍再調整中の湯浅京己が約1カ月ぶりに実戦復帰のマウンドに上がり、1回を10球で無安打無失点2奪三振。実戦復帰マウンドで1回完全投球を披露し、岩崎優に任せている阪神タイガースの守護神復活へ前進した。
8回、阪神タイガース3番手でマウンドに上がった湯浅京己は、先頭打者には149kmのストレート2球を続けて投げ込み追い込むと、2度首を振り、この日最速となる151kmストレートで空振り三振。次打者は初球フォークでショートゴロに抑え、最後の打者はフルカウントからフォークで空振り三振に仕留めた。
2つの空振り三振を奪う1回完全投球を披露した湯浅京己は、6月15日のオリックス・バファローズ戦以来のマウンドで完全復活へ向け、大きな一歩を踏み出した。
湯浅京己はセ・パ交流戦でセーブ失敗が続き、6月16日に2軍降格。その後は「右前腕筋挫傷」を理由としてファン投票での出場が決まっていたマイナビオールスターゲーム2023を辞退するなど、怪我の回復に専念していた。2軍降格後は2度、シート打撃に登板し、この試合で約1カ月ぶりの実戦復帰を果たしていた。
1軍では岩崎優が湯浅京己の離脱後、好投を続け、湯浅京己の代役守護神としてフル回転の活躍を見せてくれている。しかし、夏場を一人でフル回転すれば、シーズン終盤に必ずそのツケが回ってくる。
湯浅京己が1日も早く試合勘を取り戻し、1軍昇格を果たし、阪神タイガースの守護神としてマウンドで躍動してもらいたい。
公開日:2023.07.24