森下翔太が決勝3号2ランホームラン
7月30日、阪神甲子園球場で行われた広島カープ戦に、「3番・右翼」で先発出場した森下翔太は、4打数1安打2打点1HR。決勝の3号2ランホームランを放ち、阪神タイガースの勝利に大きく貢献。ここ3戦打率.333と打撃覚醒の予感漂う活躍で、夏の長期ロードでの爆発を期待させる存在感を放った。
6回、1アウト1塁の場面で打席に立った森下翔太は、広島カープ先発の大瀬良大地の初球145kmストレートを捉えると、甲子園の浜風に乗った打球はレフトトスタンドに飛び込む決勝の3号2ランホームラン。値千金の一発で阪神タイガースに勝利を呼び込んだ。
森下翔太は前半戦で2度の2軍落ちを経験しながらも、近本光司の離脱を受け、1軍再昇格を果たすと、近本光司不在の11試合のうち、8試合で「1番」スタメン出場。その間、打率.219ながら、5打点、2本塁打と勝負どころで結果を残し、必要不可欠な戦力として岡田監督に認められ、近本光司が復帰したリーグ後半戦の開幕戦でもスタメン出場を果たしていた。
7月17日の中日ドラゴンズ戦から続いた7試合連続ヒットを前日29日の広島カープ戦で止められた悔しさを晴らす一発で、7月のホームランは3本目。記念すべきプロ1号ホームランは7月9日のヤクルトスワローズ戦で放った先制の決勝ホームラン。2号は12日のDeNAベイスターズ戦でサイ・ヤング賞右腕・バウアーから放った同点ホームランだった。
今シーズン全てのホームランが7月で、肩書付きと、持ち前の勝負強さが存分に発揮されるようになった森下翔太に夏の長期ロードでの爆発の予感が漂っている。
打撃復調気配の佐藤輝明と共に、長期ロードでもチャンスの場面でヒットを量産し、阪神タイガースを首位独走に導いてもらいたい。
公開日:2023.08.01