加冶屋蓮がテンポの良い投球で今シーズン初白星
8月9日、東京ドームで行われた読売ジャイアンツ戦に、阪神タイガース4番手・カイル・ケラーに代わり、5番手でマウンドに上がった加冶屋蓮は、1回を11球で1安打無失点1奪三振。テンポの良い投球で攻撃のリズムを作り、梅野隆太郎の勝ち越しセンターゴロ、木浪聖也のダメ押しの2点タイムリーツーベースヒットを呼び込み、阪神タイガースの勝利に大きく貢献。加冶屋蓮自身も今シーズン初白星を掴んだ。
10回、阪神タイガース4番手・カイル・ケラーに代わり、5番手でマウンドに上がった加冶屋蓮は、先頭打者の中山礼都に4球目144kmフォークを捉えられ、大山悠輔がダイビングキャッチを試みるもお手玉し、送球できず、内野安打を許した。しかし、続く長野久義を3球目145kmフォークで空振り三振、最後は吉川尚輝を4球目144kmフォークでダブルプレーに仕留めた。
1回を11球とテンポの良い投球で無失点に抑え、阪神タイガースに攻撃のリズムを作った加冶屋蓮は、5試合連続無失点を記録。今シーズン初白星を掴み取り、8月防御率0.00と安定感抜群の投球を披露した。
湯浅京己が今季絶望で不安視された阪神タイガースの勝ちパターン。だが、10試合連続無失点のケラーが「8回の男」に名乗りを挙げたと思えば、加冶屋蓮も負けじと躍動し、守護神・岩崎優に繋ぐ「8回の男」での起用へ猛アピールを見せている。
岩崎優に繋ぐ「8回の男」の座を好調のケラーに負けじと安定感抜群の投球で奪い取ってもらいたい。
公開日:2023.08.10