藤田健斗が途中出場で3ランホームラン
8月20日、鳴尾浜球場で行われた関学大との練習試合。6回から途中出場でマスクを被った藤田健斗は、2打数2安打3打点1HR。途中出場で3ランホームランを放つなど、2安打3打点の大暴れで、梅野隆太郎不在の1軍昇格へアピールした。
7回にセンター前ヒットを放った藤田健斗は、8回1アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立つと、カウント2ボール0ストライクからストレートを捉え、レフトネットに突き刺す3ランホームランを放った。
藤田健斗は、2019年ドラフト5位で阪神タイガースに入団した二塁送球タイム最速1秒81を誇る強肩捕手だ。インサイドワークの良さにも定評があり、守備面だけでなく、左右の投手を苦にしないシュアな打撃でも評価が高く、総合力の高さがウリだ。
プロ1年目の2020年はプロのスピードと体力を付けることが最優先だったが、その中でも盗塁阻止率.120とスローイングに課題が見つかった。その改善に務め、2021年からは打てる正捕手を目指し、将来の阪神タイガース扇の要になる為に、一歩ずつ着実に成長を続けている。
13日のヤクルトスワローズ戦で左手首に死球を受け、左尺骨を骨折し、梅野隆太郎が不在となった1軍捕手陣のピンチを藤田健斗はチャンスに変え、チャンスを掴む活躍を見せてもらいたい。
公開日:2023.08.21