高寺望夢が3号3ランHR含む3安打猛打賞
9月2日、富田林バッファローズスタジアムで行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「9番・遊撃」で先発出場した高寺望夢は、5打数3安打4打点1HR1盗塁。3号3ランホームランを含む3安打猛打賞を記録。4打点の大暴れで1軍昇格へアピールした。
北條史也、中川勇斗の連続タイムリーツーベースヒットで2点を奪った4回、2アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った高寺望夢は、オリックス・バファローズ先発・川瀬堅斗の7球目ストレートをライトライン際へ弾き返し、石岡がダイビングキャッチを試みるも、補給できず、タイムリーツーベースヒットとなった。
さらに、6回1アウト走者なしの場面で、高寺望夢はオリックス・バファローズ3番手・村西良太の3球目ストレートをセンターへ運び、今シーズン11度目のマルチヒットを記録。
最後は、7回1アウト1、3塁のチャンスの場面で打席に立つと、高寺望夢はオリックス・バファローズ5番手・中田惟斗の2球目ストレートを捉え、ライトスタンドへ3号3ランホームランを放ち、3安打猛打賞を記録した。
5月は打率を落としてしまっていた高寺望夢だが、センター方向を意識して打席に立つように切り替え、5月31日に行われた中日ドラゴンズ戦で、今シーズン1号2ランホームランを放つ。そこから打撃の調子を取り戻し始め、6月30日のオリックスバファローズ戦で今シーズン2号2ランホームランを放つなど、コンスタントにヒットが飛び出すようになっていた。
早く3割に打率を乗せたいと目標を定める高寺望夢は、6月に入ったばかりの時は打率.210だったが、現在、打率.268まで上げてきており、1軍昇格へ向け、打撃の調子の更なる向上に努めている。
岡田監督もアレへ向けさらなる打線の起爆剤として、高寺望夢には注目しているはずだ。
1軍で繰り広げられている木浪聖也と小幡竜平の阪神タイガース正遊撃手争いに割って入る存在になるべく打率3割にしっかり乗せ、今シーズン初の1軍昇格を果たしてもらいたい。
公開日:2023.09.03