野口恭佑がフェンス直撃の適時二塁打放つなど3安打猛打賞の活躍
4月4日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「4番・左翼」で先発出場した野口恭佑は、4打数3安打2打点1四球。フェンス直撃の2点タイムリーツーベースヒットを放つなど、3安打猛打賞の活躍で、1軍昇格へアピールした。
3回、1アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った野口恭佑は、中日ドラゴンズ先発の仲地礼亜の4球目149kmストレートをレフトへ運び、1アウト満塁のチャンスを演出。渡辺諒の犠牲フライを呼び込んだ。
さらに、4回2アウト2、3塁のチャンスの場面で、野口恭佑は中日ドラゴンズ2番手・近藤廉の3球目142kmストレートをかっ飛ばし、フェンス直撃の2点タイムリーツーベースヒットを放ち、マルチヒットを記録。
最後は、7回先頭打者で野口恭佑は、中日ドラゴンズ3番手・福谷浩司の初球144kmストレートをセンターへ運ぶヒットを放ち、3安打猛打賞を記録した。
野口恭佑は、2022年育成ドラフト1位で阪神タイガースに入団し、昨年11月にホームラン連発で自慢の打撃が岡田監督の目に留まり、支配下登録を勝ち取った。今シーズンは沖縄・宜野座での1軍春季キャンプに参加し、フリー打撃で柵越えを連発し、怪力をアピールするなど、見事完走したが、2月の1軍オープン戦では4打数ノーヒットと結果を残せず、開幕1軍を掴むことはできなかった。
豪快な1発が魅力の野口恭佑だが、芯で捉える確率が高い、ミート力の良さは持って生まれた天性の才を持つ。
打撃上向きの野口恭佑には、大山悠輔、佐藤輝明が不調の阪神打線の救世主として、1軍昇格を果たしてもらいたい。
公開日:2024.04.05