片山雄哉がマルチヒットで打率.310
6月9日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「6番・捕手」で先発出場した片山雄哉は、2打数2安打。マルチヒットを記録し、打率.310と打撃好調で、1軍昇格へアピールした。
2回、ノーアウト1塁の場面で打席に立った片山雄哉は、中日ドラゴンズ先発のアルバレスの3球目134kmスライダーをライトへ運び、ノーアウト1、3塁のチャンスを演出。井坪陽生のタイムリーヒットを呼び込んだ。
さらに、4回1アウト走者なしの場面で、片山雄哉は再びアルバレスの6球目149kmストレートをショートへ強烈な打球を飛ばし、ロドリゲス強襲の内野安打とし、マルチヒットを記録した。
片山雄哉は、2018年育成ドラフト1位で阪神タイガースに入団。強打の即戦力捕手と高い評価を受け、育成契約ながら二軍で積極的に起用され、2019年7月に支配下登録となった。2021年のファーム日本選手権で、2安打の活躍をし優秀選手賞に選ばれ 、2022年に一軍マスクを経験。
2023年はウエスタン・リーグで最多のマスクを被り、打率.288と打撃向上を掲げた年で自己最高の打率を残したが、1軍出場は叶わなず、今シーズンなんとしても1軍の舞台で活躍するべく打撃で結果を残している。
打率.310と打撃好調で1軍昇格へアピールした片山雄哉には、梅野隆太郎、坂本誠志郎の阪神捕手陣のみならず、大山悠輔、佐藤輝明といった内野陣をも脅かす存在になってもらいたい。
公開日:2024.06.11