小幡竜平がサヨナラヒットで阪神を今季3度目のサヨナラ勝ちに導く
6月20日、阪神甲子園球場で行われたDeNAベイスターズ戦に、「8番・遊撃」で先発出場した小幡竜平は、3打数1安打1打点1四球。阪神タイガースを今シーズン3度目のサヨナラ勝ちに導くサヨナラヒットを放ち、植田海、熊谷敬宥を寄せつけず、木浪聖也の代役として遊撃スタメン起用継続へアピールした。
9回、2アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った小幡竜平は、DeNAベイスターズ4番手・ウィックの5球目150kmカットボールを引っ張ると、二走・植田海がヘッドスライディングでホームへとかえり、間一髪となるも捕手のミットからこぼれ、ホームイン。チームは交流戦最終戦から2試合連続のサヨナラ勝ち、小幡竜平は昨年6月3日の千葉ロッテマリーンズ戦以来、自身2度目のサヨナラヒットとなった。
阪神タイガースは4月18日の巨人戦、6月18日の日本ハムファイターズ戦に続く今シーズン3度目のサヨナラ勝ち。2試合連続サヨナラ勝ちは2017年9月9、10日のDeNAベイスターズ戦以来7年ぶりの快挙となった。
小幡竜平が3試合連続の遊撃スタメン起用が続く背景には、木浪聖也が15日に行われたソフトバンクホークス戦の9回に、ダーウィンゾン・ヘルナンデスから背中付近に死球を受け途中交代し、検査の結果、「左肩甲骨骨折」と診断され、16日に出場選手登録を抹消されたからだ。
今シーズン主に「8番・ショート」でスタメン出場し、6月15日までに60試合に出場し、打率.209、1本塁打、13打点を記録していた木浪聖也に出場機会を奪われていた小幡竜平だがここにきてチャンスが訪れている。
植田海、熊谷敬宥に負けじと、小幡竜平には木浪聖也不在をチャンスに変え、攻守で存在感を放ち、阪神遊撃スタメンの座を奪い取るほどの活躍に期待したい。
公開日:2024.06.22
オススメ記事
PREVIEW
松井稼頭央「休養」。解任と辞任の違い【二宮清純 スポーツの嵐】