片山雄哉がサヨナラ犠牲フライ
8月13日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、代打で途中出場した片山雄哉は、2打数1安打1打点。サヨナラ犠牲フライを放ち、阪神タイガースを勝利に導き、1軍昇格へアピールした。
5回、2アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った片山雄哉は、オリックスバファローズ3番手・比嘉幹貴の6球目132kmスライダーをライトへ運び、満塁のチャンスを演出するも、遠藤功がセカンドゴロに倒れ、追加点は奪えなかった。
さらに、9回1アウト満塁のチャンスの場面で、片山雄哉はオリックスバファローズ7番手・横山楓の5球目147kmストレートをレフトへかっ飛ばし、サヨナラ勝ちとなる犠牲フライを放った。
片山雄哉は、2018年育成ドラフト1位で阪神タイガースに入団。強打の即戦力捕手と高い評価を受け、育成契約ながら二軍で積極的に起用され、2019年7月に支配下登録となった。2021年のファーム日本選手権で、2安打の活躍をし優秀選手賞に選ばれ 、2022年に一軍マスクを経験。
2023年はウエスタン・リーグで最多のマスクを被り、打率.288と打撃向上を掲げた年で自己最高の打率を残したが、1軍出場は叶わなず、今シーズンなんとしても1軍の舞台で活躍するべく打撃で結果を残している。
サヨナラ犠牲フライを放ち、阪神タイガースを勝利に導き、1軍昇格へアピールした片山雄哉には、梅野隆太郎などの阪神捕手陣のみならず、大山悠輔、佐藤輝明といった内野陣をも脅かす存在になってもらいたい。
公開日:2024.08.14