SPORTS COLUMN
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日本を代表する4番へと成長した鈴木誠也のドラフト時の評価とは!?

Text:福嶌弘

ドラフト順位と選手成績が直結しないのはよくある話。期待の選手が伸び悩む一方、思わぬ掘り出し物が現れることも…そこでチームを牽引する主力選手たちの指名当時の評価をチェックしてみた。

リアル巨人の星を阻んだ担当スカウトの鶴の一声

プレミア12で4番打者を務め、侍ジャパンを世界一へと導いた鈴木誠也。今やNPB最強打者のひとりともいうべき名選手だが、高校時代は投手と内野手の二刀流選手だったことはあまり知られていないだろう。荒川シニアで投手と4番を担い、全 国大会8強に入った実績を持つ鈴木誠也は二松学舎高でも1年生の秋から早くも エースに君臨し、本格派の投手として名を馳せた。ところが2年生の春に右太ももの肉離れを発症し、直球のスピ ードが低下。それをかばうように力んで投げたところを痛打されるケースが増えた。これでは高校野球激戦区の東東京地区では勝ち進むことができず、高校3年間で甲子園大会には縁がないまま終わった。

高校通算43本塁打、投手としても活躍した選手とはいえ全国的には無名の存在で高校生の内野手として鈴木誠也よりも甲子園に出場した北条史也(光星学院→阪神2位)の方が評価は上。実際に広島のスカウト陣も当初、3巡目以降の指名で鈴木誠也を検討していたというが、巨人らが2巡目での指名を考えていたため、ウェーバー順で先に指名できる広島が鈴木誠也を繰り上げて指名。

鈴木誠也の担当スカウトだった尾形佳紀の猛プッシュが功を奏した形になった。果たして鈴木誠也は1年目から1軍の試合に出場し、4年目の2016年にはレギュラーに定着、一流打者へ成長を遂げた。ちなみに鈴木誠也は小学生時代「出没アド街ック天国」の番組内で「平成の星親子」として出演した経験がある。もし尾形スカウトの鶴の一声がなければ「リアル星飛雄馬」と呼ばれるようになっていたかもしれない。

 

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