東京五輪 バレーボール女子 ケニア戦の結果
バレーボール女子日本代表は25日、有明アリーナでオリンピック予選ラウンド初戦に臨み、ケニアと対戦した。
スターティングメンバーは、黒後愛、古賀紗理那、石川真佑、島村春世、荒木絵里香(主将)、籾井あき、リベロ・小幡真子。
第1セット、黒後のスパイクで五輪最初の得点をするも、ケニアに4連続得点され、リードされる。しかし荒木のブロードなどで6-6の同点に追いつくと、石川のスパイクで7-6と逆転する。古賀のバックアタックが決まり、11-8、石川が要所でスパイクを決め、サーブでも相手を崩し、16-11とする。ケニアも粘りを見せるが、石川の好サーブが続き、島村の攻撃も決まり、21-11と一気に点差を離す。セット終盤は黒後のサービスエースも出て、24-14。最後は黒後のバックアタックが決まり、25-15で日本がセットを先取した。
第2セット序盤は、古賀の硬軟織り交ぜたスパイクや島村のブロックなどで6-2とリード。ここでケニアはタイムアウトをとる。その後も、古賀のスパイク、石川のブロックなどで得点を重ね、相手のミスにも助けられ、10-4。荒木のクイックも決まり、石川の渾身のレシーブを黒後がフェイントで相手コートに返して15-8とし、島村のブロックで20-10とダブルスコアに。相手のミスで21-11としたところで、島村に代えてリリーフサーバーで林琴奈を投入。サーブで崩して相手のミスを誘い、そのまま4連続得点し、25-11でセットを連取した。
第3セットも黒後のスパイク、石川のバックアタックなどで5-2とリード。しかし、ケニアもパワフルな攻撃やブロックで9-7と追い上げる。10-8の場面で古賀にアクシデントがあり、石井優希に交代。ここで動揺が走った日本は10-10に追いつかれ、タイムアウトをとる。交代した石井がブロックにつかまって10-11と逆転され、籾井のブロック、島村のブロードなどで立て直そうとする日本だが、一進一退の流れに。21-23とリードされた場面で再びタイムアウト。この後、石川、黒後がスパイクを決め、同点に追いつくと今度はケニアがタイムアウトをとる。タイムアウト明けも黒後が得点し、セットポイント。最後はケニアのコンビミスで辛くもセットを奪い、25-23。
エース古賀の負傷という心配なアクシデントはあったが、初戦を3-0(25-15、25-11、25-23)のストレートで勝利し、白星スタートを切った。
次戦は27日にセルビアと対戦する。
写真提供:FIVB
情報提供『バレーボールマガジン』
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公開日:2021.07.26