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3年5億円でヤクルト残留?巨人への出戻りは?田口麗斗の去就の行方は!?

複数球団が興味示す田口麗斗の決断は?

阪神タイガースが11月5日、3勝3敗のタイで臨んだオリックスバファローズとのSMBC日本シリーズ2023第7戦を制し、38年ぶり2度目の日本一を達成し、今シーズンの公式戦は全日程を終了。今後は、FA権を持つ選手の去就にも注目が集まるストーブリーグに突入する。

2023年7月19日に出場選手登録日数が8年に達し、国内FA権を取得した田口麗斗を、左のリリーバーが手薄な球団が揃って注目している。

田口麗斗は2021年シーズン開幕前に廣岡大志との交換トレードで巨人からヤクルトに移籍。巨人では先発、中継ぎと便利屋のような起用をされていたが、今シーズン、ヤクルトの守護神に抜擢され、役割が定まり飛躍した。リーグ2位の33セーブで高津監督の期待に応えるなど、最高の実績を積み、国内FA権を取得した。

高津臣吾監督からはシーズン終盤にすでに何回か話をしており、また来年も一緒にやりたいという意思は伝えたと残留ラブコールを送っているが、田口麗斗が何を決断してもそれは全て正解だと自分は思っていると田口麗斗の決断を尊重する構えだ。

ヤクルト球団からは、3年総額5億円、田口麗斗の今シーズンの年俸8800万円から年俸約1億7000万円と、ほぼ倍増の契約を提示されているとみられる。

田口麗斗が権利行使するか否か、10日現在、未だ明言しておらず、熟考を続けている。

田口麗斗の獲得に動く球団は?

田口麗斗の獲得に水面下で動いているとされる球団は、巨人、広島など、複数球団が獲得調査を進めていると見られる。

補強ポイントとして田口麗斗が最も欲しいのは、古巣の巨人かもしれない。今シーズンは2年目の守護神・大勢が故障で夏場の2カ月間離脱するなど救援陣全体が不安定で、3年連続V逸の要因になった。田口麗斗も巨人でプレーしていた時に「巨人愛」を語っていたこともあり、古巣への思いがあるのは間違いなさそうだ。

さらに、田口麗斗はセルフプロデュース力に長けており、将来のことをしっかり考えている。引退後のセカンドキャリアに向けジム経営を始めるなど、今から動き始めており、将来的に指導者、ビジネスの両方を考えた場合、巨人で引退することのメリットは十分理解している。

しかし、田口麗斗は伸び伸びとできるヤクルトのチームカラーを気に入っており、条件面では巨人の方が良いかもしれないが、厳しい阿部慎之助新監督の下でプレーしようと思えるかは現状不透明だ。

次に名前が挙がるのが広島だ。田口麗斗自身、地元に対する愛はかなり強く、子供の頃は黒田博樹に憧れていたのは有名な話。地元・広島に戻る可能性はゼロではなさそうだ。

田口麗斗がFA権を行使する場合は、日本シリーズ終了の翌日である6日から申請期間はがスタート。土日祝日を除く7日以内である14日までに申請する必要がある。どのような決断をするのか注目だ。

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