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村上宗隆&奥川恭伸などの爆発で見事日本一に!2022年シーズンの高津監督のペース配分にも注目

12球団完全データファイル2021

両リーグ、前年最下位チームが優勝を果たしという前代未聞のシーズンとなった2021年。12球団の詳細なデータをもとに、今季の戦いぶり&来季に向けた課題、期待値を完全掲載!

【セリーグ優勝&日本一】東京ヤクルトスワローズ

【2021シーズン成績】
73勝52敗18分
勝率 .584
得 点 625 ①
失 点 531 ③
本塁打 142 ②
盗 塁 70 ②
打 率 .254 ③
防御率 3.48 ③

【今季PLAYBACK】オリ倒で見事に日本一に!今年は気迫が一枚上だった

 日本シリーズでオリックスとの激闘を制し、20年ぶりの日本一に輝いたヤクルト。今年はベンチのムードが段違いによく、勝利への思いと執念が阪神と巨人との差として現れた。主砲・村上宗隆が39本塁打を放てば、山田哲人も34本塁打をかっ飛ばした。トップバッターには塩見泰隆が定着し、打率・278、21盗塁をマーク。ベテランの青木宣親や川端慎吾がしぶとい仕事で精神的支柱となり、サンタナ、オスナの両外国人もしっかりと機能した。

高津監督の投手起用も見事で、ゆとりローテで負担を軽減。2年目の奥川恭伸が9勝4敗、防御率3.26でエース格に成長すると、高橋奎二も後半戦から急伸し、日本シリーズでプロ入り後初の完封勝利を挙げた。その他、原樹理や高梨裕稔もゆとりローテで結果を残し、常にフレッシュな先発陣を維持した。

リリーフ陣では清水昇が前人未到の50ホールドに到達し、今野龍太も64登板で防御率2.76。マクガフも66登板で31セーブを記録した。石山泰稚も使われながら不調を脱し、シーズン途中に配置転換した田口麗斗やスアレスも地味だがいい働き。勝利の方程式はフル稼働だったが、メリハリのある采配だったといえる。

投手陣がまともなら勝てるといわれてきたが、やりくりでまともにしたのだから、高津監督の引き出しの多さには脱帽だ。序盤はじっくりと脚を溜め、猛烈に追い上げ、巨人と阪神を捲りきった充実のシーズン。来季は逃げ切りを目指すのか、再び溜めるのか。高津監督のペース配分にも注目したい。


打率3割台はいなかったが、チーム出塁率.333はリーグトップ。村上宗隆と山田哲人が本塁打を量産し、チーム本塁打数は2位だった。規定投球回到達なしはゆとりローテの結果。リリーフは登板数が多かったが、基本4連投はなく、原理原則を守った。


出典:『がっつり! プロ野球(30)』

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