SPORTS COLUMN
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「柳田二世」「ロマンの塊」2020年ドラフト有力な高校生外野手とは?

4人のドラフトウォッチャーが語り尽くす!
スカウト的観戦者カルト座談会①

名物スカウト的観戦者4名が、2020年ドラフトシーンの見所を語り尽くしました。まずはセンバツ出場組に有望選手が揃う高校生編から。
※センバツが中止発表される前に開催された座談会です。もし開催されていたら、という視点でお読みください。

──昨年秋の時点では「目玉らしい目玉はいない」という話がありましたが、状況に変化はないですか?

FGE 大きくは……。特にセンバツに出ない選手から探すのはかなり大変でした(笑)。でも、ドラフト中位レベルは充実しています。

 現時点では、あまり1位をイメージできる高校生はいないのかな。ただ、今年は完全にセンバツ組がそのまま最後までドラフト戦線の中心になっていくんじゃないかと。

yuki 昨年はセンバツの裏の練習試合で投げた佐々木朗希(ロッテ)が話題を持っていきましたから。センバツ組には頑張ってほしい。

──そのなかで注目というと来田涼斗、中森俊介の明石商高コンビ?

髙梨 でも、二人とも1年生で見たときはドラフト1位に育てなきゃダメだと思ったんですけど、そこまでの成長度には達していないかなと。

 来田涼斗は「柳田2世」と言われているけど、柳田悠岐(ソフトバンク)と比べると足も肩も見劣りしてしまう。ただ、マインド的にはプロだなと感じる。
中森俊介もスケールがあるタイプじゃないので、リリーフだとすごい球を投げるけど先発だとちょっと物足りない。こういう投手って、使っていくとだんだん目減りしていく印象があります。目玉になるにはもう少し引き上げてくれないと。

FGE 中森俊介はメチャメチャいいときと大人しいときがありますよね。

yuki 夏の甲子園の球を見る限りは大丈夫だとは思いますけどね。ただ、奥川恭伸(ヤクルト)のフォームを真似したら調子を落とし、今度は山本由伸(オリックス)みたいなフォームに変えるというので、それが春にどう出るかですね。

髙梨 センバツでは、川瀬堅斗(大分商高)のほうが評価を高めるかも。体のパワーがありますから。

──来田はどのあたりが不安?

髙梨 トータルで見たら守備とかも。ロマンの塊ではあるんですけども、1位や上位で獲るんだったら自分は遠慮するかなぁ。2年の福本綺羅なんか打撃技術がありますけど、彼に比べると来田は雑に見えます。

──yukiさんはオススメで来田涼斗の名前を挙げています。

yuki 去年のセンバツでのホームランが衝撃的で、特にサヨナラ弾はすごい当たりでした。あれができれば打撃は大丈夫だと思う。去年は骨折もあって物足りなかった部分は否めない。そこがどれだけ戻っているかセンバツで見たいです。

髙梨 あとは、来田涼斗は金属打ちに見えるので、木製バットへの対応力を見てみたいですよね。

ーー次回【カルト座談会②へつづく】へ続く

 【 yukiの注目選手(大学・社会人も含む)】

【座談会参加者】
蔵建て男(くらたてお)
ドラフトサイト「迷スカウト」管理人。中学時代「KKコンビ」後の喪失感を埋めるためドラフトに熱中 する。ネットスカウトの草分け的な存在で、プロスカウトとの交流も。
ツイッターアカウントは@kuratateo

yuki
1996年から20年以上にわたって続く老舗サイト「ドラフト会議ホームページ」の管理人を務める。 ベイスターズが強くなってほしいという願望からドラフトの世界にのめり込んだ。
ツイッターアカウントは@draft_kaigi

髙梨雅男(たかなし・まさお)
独自の情報ルートを持ち、高校野球事情にくわしい観戦者。小学3年時から『報知高校野球』を愛読し、全国各地に散らばる有望選手をカバーしている。
少年野球の指導者や草野球プレーヤーとしても活動中。

FGE(ファームゲームイーター)
高校野球未経験ながら、大学では硬式野球部に所属して主に代打やDHとしてプレー。2軍マニア&遠征好きが高じて、アマ野球観戦にも進出。
地方大学や独立リーグを愛し、偏執的な観戦スタイルを貫く。
進行:野球太郎編集部 構成:オグマナオト
※WEB「ラブすぽ」用に日本文芸社で元記事を再構成しています。
(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)

【書誌情報】
『野球太郎』刊行:イマジニア株式会社 ナックルボールスタジアム

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