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“きっちり”の仕事がすごい。貴重な戦力になる大卒ドラ1候補野手とは?

勝負強さも光る牧秀悟(中央大)

──ドラフト座談会大学生編の第6回。大学生野手では、「糸井嘉男(阪神)2世」とも呼ばれる佐藤輝明(近畿大)がいます。

FGE 技術云々とは関係なくやばいヤツですよね。松山での代表合宿は絶不調だったんですけど、打ち損じてふらふらっと上がった打球が、ファウルにはなったけど飛距離では十分ホームランでしたから。

蔵 身体能力も高いですよね。

yuki 肩も足もあります。

──その佐藤に対抗する野手というと誰でしょう?

髙梨 自分もビックリしたんですけど、中央大の牧秀悟っていい選手ですね。リストが強いですよ。松本第一高出身。長野では強打の内野手として有名でしたよね。

FGE 牧も外れ1位候補まで入ってくるんじゃないですかね。

yuki 大学1年春からショートで使われたほどで、守備力もいいです。そんな選手がセカンドだからこそ価値が高い。

蔵 牧は自分の仕事をしっかりやるタイプなので優等生ですよ。勝負強いし守備も丁寧。プロでショートは厳しいかもしれないけど、セカンドだったらまぁいいよね、と思う。
牧と佐藤はタイプが真逆というか、同じ上位候補でも対照的。牧は華があるタイプではないけど、きっちり仕事をするタイプ。

yuki でも、その“きっちり”の仕事がすごいんです。守備だけでなく、確実にここで打ってほしい、という場面で打ってくれる。
野手を求めている流れが今のプロ野球にはあるので、佐藤、牧、同じ中央大の五十幡亮汰あたりは相当貴重な選手になると思います。

 【 yukiの注目選手(高校・社会人含む)】


ーー次回【ドラフト座談会(大学生編)⑦へつづく】へ続く

【座談会参加者】
蔵建て男、yuki、髙梨雅男、FGE(ファームゲームイーター)
進行:野球太郎編集部 構成:オグマナオト
※新型コロナの影響が出る前に行われた座談会です。
※WEB「ラブすぽ」用に日本文芸社で元記事を再構成しています。
(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)

【書誌情報】
『野球太郎』刊行:イマジニア株式会社 ナックルボールスタジアム

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